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SHOT BRAIN

interior

 

SHOT BRAIN

eyewear showroom
space design 2016/1

 

Intersection of contrast

大阪 “空掘地区” は、空襲による戦禍を逃れ、古くから受け継がれてきた家屋が多く現存しているエリアです。中でも、当時の庶民風情をそのまま残した長屋群には、数々の時代背景と共に時を経た、情緒豊かな佇まいがあります。そんな歴史ある長屋の一角に、”SHOT BRAIN” は眼鏡のショールームを構えます。以前は印刷工場として稼働していたこの長屋の内壁には、長い歴史の中で加えられた様々な “跡” が残っていました。飛び散ったインクの跡、機械油の跡、ずっとその位置に掛けられ続けてたカレンダーの跡、メモ書きの跡….。染み付いたその跡は、単に壁の”汚れ”ではなく、壁の”記憶”であると考えます。その残された記憶の跡に、これから刻まれていく新たな “記憶” をイメージして、熟練の塗装工に掠れた刷毛で描いてもらい、表現としました。反して、対面の新しい白塗りの壁には、スチールの上に重ねられた特別な楢の合板に、画家 中島麦氏によるアートワークがマグネットにより貼り付けられています。作品は、カスミ加工されたアクリル板に直接絵の具を落として描かれており、一方の面は鮮明に、もう一方の面はぼやけて見える仕掛けが施されています。表裏での見え方の相違は、現実の世界と霞みのかかった世界との対比を連想させ、それは、”未来” や “視力” といったキーワードに繋がっていきます。こうして、空間の中で対峙する新旧の壁は、塗料を使った異なる発想と技法によって、その関係が保たれています。残すべき古い背景、これから作られていく新しいモノゴト。異なる2つの要素が1つの空間の中で交わることによって、 場に、より強い意味が生まれるような気がします。

 

 

design : muura

contractor : ito koumuten
furniture : jo-zu works 
veneer : yasuta veneer 
facade wood : share woods 
planting : tamansari 
art work : nakajima mugi 
lighting : @lights/jun fujita

photo : stirling elmendorf photography 

 

muura inc.
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