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杏 anzu

container, furniture, interior

 

杏 anzu

cafe/retail (nuts, sweets)
interior design 2015/1

 

The Vestiges

大阪谷町のビルの間に佇むカフェ “杏”

かつてはナッツの加工工場として稼働していた建物です。下町の風景の中で昔ながらの製法で作られるナッツやピーナッツバターは、地元の方々の日常に溶け込んでいました。そんな歴史ある場所 ”杏” での空間デザインにおいて最も大事にしたことは “面影” です。場所やモノの持つ背景を空間として表現するために、既存のものはできるだけ手を加えず、ありのままの状態を維持し、当時使われていた部材は少しの機能を加えてオブジェとしています。店内に入り込んだ中古のコンテナも国々を旅した状態のまま、解読できないサインが所々に見受けられます。一方で、新しく施工する部分にはできる限り自然の素材を使い、必ず職人の手によって風合いのある仕上げを施すこととしました。これまで使われてきた時間によって作られた部分・職人の手で新たに作り込まれた部分、この二つの共存はお互いの美しさをより際立たせ、空間に溶け込みます。杏を訪れたかつての工場時代を知る方々には、その随所に散りばめられた過去への繋がりに当時の思いを重ねる場となり、そして新しく訪れた方々には、このアップサイクルの中に封じ込められた新たな発見を体感できる場となります。そして、杏の店内に漂う焼き菓子の甘く優しい匂いも、どこか懐かしさを感じる “面影” を演出しています。

 

 

design : muura
furniture : jo-zu works 
veneer : yasuta veneer 
wood deck : share woods 
flooring : analog 
landscape : manyo  ,  tamansari 
photo : stirling elmendorf photography 

 

muura inc.
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